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Text File  |  1995-11-20  |  2KB  |  57 lines
  1.  
  2.  Ko-Window プログラマーズマニュアル
  3.  
  4. 「KeepLevelとは」
  5.  
  6. ● KeepLevel とは
  7.  
  8.   wsrv.rc で設定できる項目の１つです。常に 1 が設定されていますが、このパラ
  9. メータに関して解説したドキュメントはありませんでした。このパラメータは、現在
  10. 起動されているプロセスのレベルに応じて、ウィンドウサーバーが終了するかどうか
  11. を判断するために使います。
  12.  
  13.  
  14. ●各アプリケーションのプロセスレベル
  15.  
  16.   Ko-Window の各プロセスには、プロセスレベル、というものが設けられています。
  17.  func.doc の大域変数の項目には載っていませんが、実際はアプリケーションで定義
  18. できるグローバル変数として WindowProcessLevel があります。アプリケーションの
  19. レベルはデフォルトでは 1 です。各種ウィンドウマネージャーではこの値は 0 にな
  20. ります。
  21.  
  22.  
  23. ●プロセスレベルの働き
  24.  
  25.   サーバーは、起動されているすべてのプロセスのレベルが KeepLevel より大きい
  26. 場合強制終了します。標準では KeepLevel は 1 なので、ウィンドウ上にアプリケー
  27. ションが1つでも残っていれば終了はしません。
  28.  
  29.   もしこの KeepLevel を 0 に設定すれば、ウィンドウマネージャーがいなくなれば、
  30. 例え他にプロセスが残っていようと Ko-Window は終了してしまうようになります。
  31.  
  32.   この判定は wsrv.rc 内のプログラムを全部起動した以後、プロセスが終了した後、
  33. に行われるため、wsrv.rc 内で起動する場合はウィンドウマネージャーは最後でも構
  34. いません。
  35.  
  36.  
  37. ● KeepLevel の意義
  38.  
  39.   かつて Ko-Window はウィンドウ上にシェルとして働けるアプリケーションがいな
  40. くなってしまえば事実上何もできなくなってしまい、終了のための操作すらさせるこ
  41. とができませんでした。
  42.  
  43.   現在のサーバーはそのような場合でも強制脱出キーによって終了できますが、当初
  44. は画面上にアプリケーションだけ残ってしまって、Command.win を消してしまってウィ
  45. ンドウが終了できなくなったような場合に勝手にサーバーが終了してくれるよう設け
  46. られたのではないかと思います。
  47.  
  48.   そのため現在ではこのパラメータは特に設定したり参照する必要はないと思われま
  49. す。
  50.  
  51.  
  52.  
  53. 1995/11/20 小笠原博之
  54. oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
  55. DenDenNET: DEN0006 COR.
  56.  
  57.